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アニメ「まちカドまぞく 2丁目」 各話コメントⅡ(5話~8話)

2022年4-6月期アニメ「まちカドまぞく 2丁目」の5話~8話のコメントです。

第5話「かちこめ!桃色のシャミ子奪還作戦!」

たまさくらやよりしろチケットによる買収が流行っていましたが、それはさておき。

今回も第2話のように過去の出来事に遡る話で、桜の行方を探すわけですが、意外とあっさり見つかるとは。

加えて、「夢」がテーマでした。夢の中では何でも有りなようです。

リリス

「嫌な思い出なんて、記憶を掘れば誰にでもある。むしろ、あぁいうのをちゃんと埋めて立てて笑顔で過ごせているのは、お主と周辺の心が健やかな証だ」

リリス

「一番ダメなのは嫌な記憶を何度も心の中で反すうしちゃうやつだ」

中々ポジティブに考えるのは難しいですよね。これも「夢」と繋がりがありそうです。

桃のシャミ子思いの一面も素敵でした。


第6話「夕日の誓い!まぞくたちの進む道」

「桃ちゃんはもう私より、町より、自分よりも大切なものができたみたいだから」

「姉のコアを見つけて取り戻したいとか、そのために町を守るとか、今だって諦めていないけど、でもそれより大事にしたいものができたから」

「(前略)だからこれからはシャミ子が笑顔になれるだけのごくごく小さなまちカドだけを全力で守れたら。それが私の新しい目標になる気がするんだ。(後略)」

「桃ちゃんのことを見ていてあげて」

これらの台詞からシャミ子と桃の関係性が良く分かり、感慨深いものがあります。また、それはまちカドまぞく自体の土台でもあります。まぞくと魔法少女という設定上は対立する二人でも、付かず離れずの関係で徐々に相手を思いやるようになっていくわけです。

1期OP「町かどタンジェント」を挿入歌として流すのも、一つの集大成という印象を受けました。

最後に桜井監督のアニメ雑誌へのコメントを引用します。

「5話のラストで、ついにずっと行方不明になっていた桃の義姉、桜が登場しました。5~6話は第2期のターニングポイントとなる話数になっていて、6話は原作で何度読んでも泣けてしまう、いいお話なんです。『ここまでは絶対アニメでやりたい!』と思っていたんですけど、物語の構成上難しかったので、絶対に第2期にやりたいと思っていました。(中略)もう第2期は6話のためにやったと言ってもいいくらい(笑)。ここで流れる劇半の桜のテーマは、曲だけで泣けるのでぜひ聴いていただきたいですね。(後略)」


(『アニメディア6月号』 49頁より)


力の入れ具合がよく分かります。


第7話「ひと時の休暇!!まぞくの夏祭り」

メタ発言がたくさんあったでっち上げ(※誉め言葉です)アバンで始まりました。桜井監督の本領発揮でしょうか!?

面白かった台詞を一つ。

「休みと称しながら、持ち帰りでノルマを課すというのは、これはもう違法なサービス勉強なのではなかろうか」

賛否はともかく、実際にも夏休みの宿題については議論になっているそうです。


第8話「火花散る!?光と闇の合同遠足!」

シーンの切り替わりも含めて、テンポが良く面白かったです。魔法少女についての説明もありました。桃は穏やかな魔法少女なのですね!?

ミカン

「やっぱり、シャミ子と二人っきりが一番良かったかしら」

気を使うミカン。

途中シャミ子の声が変だなと思ったら化けていて安心しました。虎を抱けるVIPチケットのことは私も忘れていました!!


まとめ

ギャグがあって、さらにはシャミ子と桃の友情もあって充実した中盤でした。原作は続く中でアニメ2期ではどう締めくくるのでしょうか。

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