2022年4-6月期アニメ「であいもん」の5話~8話のコメントです。
第5話「おしょらいさん」
美弦
「和さんのお友達やって聞きました」
佳乃子
「そう、友達」
佳乃子
彼女たちの発言から、察して動かなければならない一果はかわいそう。「気が合いそう。嬉しいなぁ」
京都の名所がいくつか出てきました。
第6話「芋名月」
前半は運動会で後半は母親との再会でした。運動会で和も一果の親の代わりとしての意識が見えた中で数日後に実の母親が現れるという、タイミングの悪さなわけです。和菓子作りを「楽しい」と笑顔で答える一果を見て、時間は残酷なものだと思いました。でも、そう答える一果は大人ですよね。
第7話「秋色に舞う」
完璧さを求めて空回り気味の緋色と完璧ではないもののお菓子と同様に客を大切にする和との対比が軸でした。また、そこから和の良さが浮き上がってきます。あと、和菓子作りの体験教室の場面で衛生上の理由からマスクをしていました。現実世界ではマスク姿に慣れましたが、アニメだと違和感がありました。しかし一方で、(ゲストキャラ)みゆが今まで母親に言えなかった本音を言うときにマスクを外していて、マスクが心情描写として効果的に使われていました。冒頭の緋色の「隙を作らないように万全を期している感じがする」というのもこれとの対比に思えます。
第8話「くり回顧」
栗まんじゅうのくだりはバイバインですね、「であいもん」でなく「ドラえもん」です。(笑) ドラえもんって他で引用されるくらいの作品なんだなと改めて思いました。共通概念と言っても大げさではないのでしょうね。あと、栗の被り物が車で弾き飛ばされるところはある意味ギャグっぽいシーンでした。この回は和の良さが周りの回想から伝わってきました。一見何も考えていなさそうでも、泥酔していた初対面の佳乃子を介抱したり、バンド活動の中でも実家のことを考えていたりと、気遣う面があることを見てとれました。
ハロウィーン≒仮装=本音を隠す、ということと、佳乃子が少し素直になれたこととは関連がありそうに思いました。
まとめ
第6話や第8話を筆頭に、時間の経過による心情の変化が印象的です。話数を経るごとに和の良さがじわじわと伝わる感じがします。関連記事
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