2022年4-6月期アニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(第2期)」の10話~13話のコメントです。
※所々、「ニジガク(2期)」と略すことがあります。
第10話「かすみん☆ワンダーツアー」
観光PRっぽい回でした。キャラの素の姿が見られるのでこういうのもたまには良いですね。ゆるキャン△と同じ脚本家さんが2人いますからね。この回も伊藤睦美さんでした。また、かすみんのしたたかさは「ワッチャプリマジ」のみるきと重なるところがありました。同じ声優さんですし。新キャラも同好会に溶け込めた様子が見えて、何よりでした。ありきたりですが、親睦が深まったということで。
一方、
「あぁ。もう消えちゃうわ」
第11話「過去・未来・イマ」
前回の果林の発言はやはり、卒業を意識した発言でしたね。数々の変化の中で同好会は変わらないことを確かめた回でした。「私たちは、いつでも団結してるわけじゃない」
「やりたいことも、叶えたい夢も違うしね」
「それでも私たちが一緒にいるのは、想いが一つだから」
「ステージに立つときはバラバラでも、皆さんとスクールアイドルがしたいです」
「それにスクールアイドルが大好きなところは一緒だよね」
「まさに同好会だね」
「だったらこれから入る誰かのためにも今の私たちでいたいです」
他方、同好会に対して変わる生徒会や卒業を控えた3年生。途中までは時間の経過が果林の目線を通して少し寂しそうに描かれていましたが、最後には果林から提案があって、視界が明るくなりました。そこからは終わりを「終わり」として描かないという作り手の思いを感じました。
定期試験の結果も成長というか、時間の経過を前向きに見出だすことができた結果の表れなのかなと思いました。
第12話「エール!」
ロンドン留学は劇場版を意識しているのかな。「侑ちゃんもどんどん進んでくれなきゃ、置いてっちゃうんだから」
今まで応援することは侑の専売特許みたいなところがあったのですが、彼方をはじめとして他のキャラも応援する側に立ったことは特徴的でした。
第13話「響け!ときめき――。」
今回もメッセージの公募をやっていたんですね。逃してしまいました。アニメ初オンエア曲の数々にも圧倒されたのですが、侑=あなたへ向けたメッセージにはただただ感動するばかりでした。しかし、ライブ後の時間の流れを感じさせるシーンは寂しかったですね。
「次はあなたの番」
まとめ
既存の10人と3人の新キャラ、個とユニット、夢の追求と応援、そして仲間でライバル、一見相反しそうなテーマを対照して、その後結び付ける自然で気持ちの良いシナリオは見事でした。また、13人と多くのキャラを抱えましたが、各話焦点を当てるキャラを絞っていて散漫になることもなかったです。基本的に楽しい雰囲気の作風にテーマが込められているところがまた馴染みやすいところでした。そして視聴者をも取り込んだ台詞回しや数々の描写も共感を誘いました。
年末の話数10選候補も多すぎです。ヒトツダケナンテエラベナイヨー!!!*1
関連記事
アニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(第2期)」 各話コメントⅠ(1話~5話) - アニメ模様
アニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(第2期)」 各話コメントⅡ(6話~9話) - アニメ模様
*1:ご存じない方に元ネタを言いますと、ニジガク4コマ『にじよん』で、侑が各キャラのライブ開催に際して、誰を応援するか聞かれて「ヒトリダケナンテエラベナイヨー!!!」と答えたことに由来します。