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アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」 各話コメントⅠ(1話~4話)

2022年10-12月期アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の1話~4話のコメントです。

第1話「転がるぼっち」

ひとりのモノローグも含め、ギャグアニメとしてのテンポの良さが見て取れました。ひとりの弾き語りも面白い。
ひとり

「うん!そうだよ~。私の居場所はネットだけ」

虹夏

「ド下手だ~」

虹夏

「大丈夫。下手でも楽しく弾くことだけを心掛けよう。音ってものすごく感情が表れやすいから」

一話で実際に音を合わせるには技術だけによらない難しさがあることを分かりました。ひとりは、ネットではギターも上手く人気があるのに、普段は冴えないというのは古典的な設定ですね。


第2話「また明日」

ライブハウスが飲食店扱いになる背景にそのようなことがあったとは。初めて知りました。好きで一人でいるリョウと意図せず一人になったひとりとはやはり違っていますね。

他には虹夏がいい人だな~、お弁当も作って。虹夏の面倒見の良さが好きです。


第3話「馳せサンズ」

喜多郁代はひとりとは対称的で、コミュニケーションは得意なものの、ギターや音楽には疎いキャラでした。結果として、ひとりが喜多にギターを教えることになって、ひとりにも活躍の場があることが重要だなと思いました。アニメ化前のアニメディアで原作者が

陽キャ陰キャ、どちらがすぐれている」みたいな話にはしないでほしい
(『アニメディア10月号』 94頁より)

と言っていて、それが体現されたストーリーでした。

また、ひとりが喜多の手触りからギター経験を察したり、ひとりがギターを教えることを通じて喜多と仲良くなったり、コミュニケーションは言葉だけではないということを感じました。

他には

喜多

「だってバンドって、第2の家族って感じしない?」

でしょうか。帰り道の飛行機の点滅も結束バンドを象徴するようでした。

あとは、「キラーン」ならぬ「キターン」だったり学校で不要な机やいすが置いてある「謎スペース」という名称だったり、細かいところも面白かったです。


第4話「ジャンピングガール(ズ)」

また、「キターン」でした。アーティスト写真を"アー写"と略すのは初めて知りました。ライブハウスで今後のバンド活動を話し合っている時に流れた、レトロゲーム風のBGMが面白かったです。きららジャンプは名誉の証でしょうか!?

リョウ

「個性捨てたら、死んでるのと一緒だよ」

リョウ

「バラバラな個性が集まって、一つの音楽になって、それが結束バンドの色になるんだから」

結束バンドのポリシーが見える良い台詞です。


まとめ

基本的にギャグのテンポで話が進んでいる印象です。原作は未読なので分かりませんが、4コマ漫画の味が上手く出ているように思います。喜多は明るいけど完璧でない所がまたこの作品には良いバランスになっていますね。

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