2022年10-12月期アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の5話~8話のコメントです。
第5話「飛べない魚」
ゴミ箱にはまったひとりがカタツムリみたいに見えたことや、ひとりの百面相といっても過言でない、表情の乱高下など、ひとりの気持ちの浮き沈みの描写は引き続き目に留まる点です。この回はひとりの大きな変化があったように思えました。
星歌(虹夏の姉)
星歌はよく見てますね。「やっぱりかなり上手いな。でも明らかなチームプレイの経験不足、自信のなさで自分の実力を発揮できてない。こいつなら、もっと成長できるのに」
ただし、ダムのシーンを筆頭に、写真そのままのように見えるのはどうなのでしょうか。リアリティの高さよりもアニメの絵としての完成度(あくまでもアニメだなと思える範囲)の方が個人的には好みです。
第6話「八景」
迷いがないことの大切さですね。ひとりの思い過ごしや、思いすぎという面もあって、観客も敵でないわけでして。リョウ
「ぼっち、面白いのに!」
喜多
結束バンドのみんなもひとりのことを悪く思っていないことがよく分かります。「そうなんですよ」
第7話「君の家まで」
ひとりの親はひどいなぁ。妄想、幻想に、画像加工、レンタル友達まで。廊下の暗さと部屋の明るさの対比がひとりとそれ以外とを如実に表していて、分かりやすいなと思いました。体育祭のイメージ図の人形っぽい演出や、細かいところではひとりのたすきが「一日巡査部長」→「観光親善大使」に変わっていることなど、ワンシーンにも面白さがあります。
「物販」のイントネーションは「ぶっ↘ぱん」なんですか。「ぶっ↗ぱん」だと思っていました。
第8話「ぼっち・ざ・ろっく」
サブタイトルに作品のタイトルを入れるあたり、見せ場になることは想定できましたが、ライブの部分を早く終わらせたのは意外でした。ライブ中にはひとりがみんなの状態を気にするようになっていて、ひとりの成長が感じられます。ライブ前の台風と、ライブ後に雲が少し切れているのも、ベタですが心境の表し方として効果的です。後半では虹夏がひとりにバンドへの思いを言うわけですが、5話との対比になるように見えました。5話では言わなかった自身の夢をここで言うのは印象に残ります。ひとりも、不純な理由を心の中には残しつつ、
ひとり
と言ったことは大きな変化です。「ギタリストとして、みんなの大切な結束バンドを最高のバンドにしたいです」
あと、ギターヒーローがひとりであることが虹夏に分かったのも一つ大きなところですね。だから、といって関係性が変わらないのも良いところです。
まとめ
面白いのですが、ギャグの集まりみたいなところがあるので、コメントでまとめるのは意外と難しいです。関連記事
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