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アニメ「瑠璃の宝石」 各話コメントⅢ(10話~13話)

2025年7-9月期アニメ「瑠璃の宝石」の10話~13話のコメントです。

第10話「ワンセンテンスの廃線路」

廃線路の枕木の石から見える一つの出来事。大雨で流れた敷石の代わりに禁止されていた*1マンガン鉱石を用いた事実が見えてきました。また、鉱山で生活していた人々の生活に関心を持った硝子ですが、そういう鉱物に関わる人々に焦点を当てているのも本作の奥深さの一つでしょう。鉱物は自然の賜物であると同時に人々の活動の証でもあるということです。

伊万里が凪に代わって一生懸命引率をしているのが可愛い。そういうの苦手そうなキャラですものね。硝子の期待も重荷になっていましたね。

※所々、伊万里の顔の作画に違和感がありました。


第11話「サファイアのゆりかご」

研究者とは何かみたいな問いかけを感じるエピソードでした。瑠璃は相変わらず石に綺麗さ、美術的価値を求めていますが、それで選択科目をどうするかと問われれば、「地学」とは即答はできません。好きと進路の間にいる瑠璃ですね。でも自分の中では研究とは思っていなくても石をより綺麗に見るために調べて知見を深めるそのことこそが、研究と隣り合わせなのだと思わされました。仮説を立てて実際に確かめに行く、そのような姿勢もそうでしょう。

石の研磨の説明もなるほどでした。偏光顕微鏡が使えるようには薄くしなければならないみたいです。対象を絞ることで見えてくる(自然の声が聞こえる)という考え方も的確でした。


第12話「想い出は石とノイズと」

鉱石ラジオ、石がラジオの検波器になるなんて、知らなかったです。

ダイオードで代用したら今回の趣旨が損なわれると思いましたが、最後に凪がICチップの話をした時にそこにつながりましたね。


第13話「見上げて覗いて探して、次!」

流れ星のように儚い今の楽しみを得るのもいいけど、楽しみが有限だからこそ次を見つけに行く、そんな考え方が素敵でした。隕石が肉眼では見にくい大きさで至る所にあるのは知らなかったですし、天体望遠鏡ではなく、顕微鏡で感じる宇宙というコンセプトにもロマンがありました。温泉と鉱物も含めて最後の最後まで、鉱物との様々な関わりを堪能できました。


まとめ

どの話も見応え十分で新しい知識が深まるとともに、考え方そのものに感心する場面も多く、作者の鉱物に対する造詣の深さが分かる作品でした。今まで気にもしなかった石に対する見方を大きく変えることとなりました。

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*1:鉱物には有害物質が含まれている場合があるため