2025年10-12月期アニメ「笑顔のたえない職場です。」の6話~9話のコメントです。
第6話「不思議な三角関係です。」
三角関係は、誰と誰のと思いましたが、編集による漫画家の取り合い。別の編集者から執筆依頼のメールが来て打ち合わせをすることに始まりますが、また今までと全く異なる編集者さんの雰囲気に双見だけでなく私も驚きです。瀬戸内は勧誘が上手いというか、飲まれてしまいますね。それでここからが人間関係の難しさだなと思うのが、佐藤と瀬戸内は大学からの同期で、偶然かいつも同じところに付いてきて、しかも瀬戸内の方が成果を出すという、佐藤にとっては窮屈な状態です。かと言って双見に掛け持ちをしないでとは私情を持ち込むようで言いにくい。結局、佐藤も双見もお互い気を使って率直なことが言えなかったことも原因で、そこを最後に伝えた佐藤は一つ前進したと思います。
漫画家と編集者の普通の取り引きとはまた違った距離を感じられました。
第7話「想定してない展開です。」
孤独なことも多いからこそ、褒めてもらえる嬉しさが浮き彫りになるエピソードでしたかね。ねこのてが未成年なのはこちらも驚き*1ましたが、初めてあとがきに自分の名前が乗ったことのやりがいは何物にも変えられないと思います。塔子に将棋を褒められたはーさんや梨田も同様で、やはりそこに達成感があるのです。逆に対局に負けると落ち込むなど、負の要素を個人で抱えることの大変さがあって、だからこそ余計に褒められるといった成功を共有できた時の喜びは大きいのです。ところでファミレスで注文した料理もキャラの個性が出ているようでした。塔子は丼料理、双見は鮭の和食料理、梨田がビールに枝豆、フライドポテト、はーさんはスパゲティと、それぞれのキャラらしい。
第8話「これも漫画家の仕事です。」
見た目でのイメージというか、偏見が一つのテーマでした。編集長が想像と違って距離感の近い人だったり、女性作家が連載している青年誌と聞いて、思い浮かべるジャンルが大きく異なったり。逆にデザイナーは白衣に不思議な猫のシャツを着ていて、双見の想像する姿だそう。料理と同様に素材が同じでも見た目は千差万別で、印象は変わるとのことで、双見は雑誌の顔になる表紙をどうするのか......それで、大事なことは意外と気にせず人の率直な意見を聞くことなのかなって思いました。例えば、和(なごみ)が年齢制限のあるジャンルを描いていることを言い出しづらかったのに、双見に言ってみれば、むしろ人体の作画の上手さなど好意的な返事が来ていましたから。
自分で思っていることと他者が感じることはそれなりに異なるということですね。だから一人で抱え込まず、他者の刺激を受けることがアイデアの缶詰め状態から脱却できるではないかと思いました。
第9話「散歩で見つけたお宝です。」
OP映像で犬が出てきたけど、本編にも関わってきましたね。ちなみに散歩は大した運動にならないらしいです。梨田が犬らしいって私も思いました。賑やかだもんね。今回は編集が漫画家に寄り添うことや漫画家はアシスタント、編集、監修含めてチーム一体であることが頻りに言及されていました。それに梨田へのファンレターが示すようにファンもそこに加わるのではないかと思います。前々回、双見に来ていたスピンオフの連載を梨田が引き受けることになって、梨田も何だかんだでチームの一員のように見えますね。
まとめ
どのキャラも仲間に恵まれていると思いますし、そのくらい人間関係の良い雰囲気が出ている作品です。関連記事
アニメ「笑顔のたえない職場です。」 各話コメントⅠ(1話~5話) - アニメ模様
アニメ「笑顔のたえない職場です。」 各話コメントⅢ(10話~13話) - アニメ模様
*1:その時の鳥の鳴き声のBGMも面白い