アニメ模様

アニメに関していろいろと書く予定です。コメントはお気軽にどうぞ。

MENU

アニメ「アイドルマスター ミリオンライブ!」 各話コメントⅡ(5話~8話)

2023年10-12月期アニメ「アイドルマスター ミリオンライブ!」の5話~8話のコメントです。

第5話「未完成のThank You!」

まだ、シアターは未完成だけど、みんなに「ありがとう」を伝える1日限りのライブ。「ありがとう(Thank You)」というコンセプトは未来が準備中に他のメンバーに言ったことから着想を得たものですが、それを上手にライブに昇華させていて、ストーリーに説得力がありました。そして、当日は屋台、手品、紙芝居など祭りとしての盛り上がりを見せていて、見ている方も楽しかったです。次回は静香のことが話題になりそうです。

本題以外にコメントしておくことは、寝袋が用意されていたものの、布団はないのかと思ったことです。また、茜ちゃん、面白いです。“お金ちゃん”でも嫌みがなくて親しみが持てます。直接「お金」とは言っていないですからね、そういうアイドルも別作品にはいますけど。挿入歌途中に、茜ちゃんねるの動画配信を入れる演出も良かったです。


第6話「動き出す夢 ライブシアタープロジェクト!」

静香のことで始まりましたが、静香の悩みや立ち位置をやや遠回しに描いているのが面白かったです。というのは、5話の1日ライブを見に来た金沢出身の紬が今回765プロに入ることで、もう一度初心の視点を見せていますし、紬が未来の家に泊まる*1ことで、親との距離感も対比軸として浮き上がらせていたからです。

そして、シアターが完成したことで、たくさんのアイドルがいる765プロの方針も示されたことも大きな出来事でした。チームごとのデビューだそうで、アイドルマスター初心者の私にとってはそれがはっきりすることでの安心感があります。挿入歌も良かったです。

エンドカードがめばちさんでした。


第7話「ドキッ! 真夏の海のデビューバトル!」

プロデューサーが言うように「頑張るみんなを応援したくなる」ことを目指した内容で、それが主題だったのですが、話としては中だるみした感じもしました。パロディネタにキャラの個性を重ねる構成で、今まで出番の少なかったキャラクターを理解する機会にはなったものの、オムニバスっぽくなってしまいましたね。あと、綱が切れるような安全管理はどうなのかなとは思いました。

海の作画は綺麗でした。


第8話「変わるためのステージ」

他のメンバーより大人なこのみと年齢は若いながら子役からキャリアのある桃子を本話のメインに据えて、今までと異なる視点を出したいのかなと思いましたが、あまり変わり映えしない印象なのが率直なところです。サブタイトルは「与えられた不本意なステージを変える」ことと「アイドル自らが殻を破る」ことを重ねているのでしょうが、なんか話は薄くなってきた印象です。あと、個人的には茜ちゃんがいるTeam 5thを見たかった。

プロデューサーはこのみがマネジメントに関しても負担を抱えているような気がして、「アイドル」として頑張るようにと伝えたシーンは、プロデューサーの気遣いが感じられました。本作の特徴であるプロデューサーとアイドルの良好な関係性は本当に好感が持てます。


まとめ

シアター完成は喜ばしいですが、未来、静香、翼が裏方みたいになってしまって、物語の方向性が少しぼやけてしまいました。無論、ゲームが先である以上それぞれのキャラクターをできるだけ等しく登場させたいのでしょうが、ストーリーのバランスも気にしてほしいかなとは思います。

関連記事
アニメ「アイドルマスター ミリオンライブ!」 各話コメントⅠ(1話~4話) - アニメ模様
アニメ「アイドルマスター ミリオンライブ!」 各話コメントⅢ(9話~12話) - アニメ模様

*1:下宿先の手配が手違いでできていなかったため