2023年10-12月期アニメ「アイドルマスター ミリオンライブ!」の1話～4話のコメントです。
第1話「たったひとつの自分らしい夢」
最初、ソフトボールで始まって面食らったところはあるのですが、助っ人だったそうです。部活の助っ人なんて、未来はニジガクの愛さんみたいです。ライブの臨場感がしっかりと出ていました。始まるまでのドキドキと待つ感じや曲が始まってアイドルたちが姿を見せるまでの間の演出など、実際のライブの空気を表現していて、リアリティを持たせた丁寧な作りに感心しました。これなら未来が憧れるのも頷けます。
次回予告も本筋とは関係ないトークをするパターンでその話が面白かったです。他にはキャラの名前、挿入歌のタイトルをテロップで出しているところも初心者にも配慮していて好感を持てました。
第2話「夢のとびらはオーディション」
比較的順当に合格って感じでしょうか。OP曲をオーディションの課題曲として使うことでOP曲が本編と繋がって曲に対する味わいが深くなります。オーディションのライブ前に緊張していた静香に未来が声をかけるわけですが、それがまた良かったです。
「だって私はもう、静香ちゃんのファンなんだもん」
カメラワークとして、ガラスの窓枠に店内にいる翼とプロデューサーを収めたり、鉄網のフェンスの一マスに未来と静香を収めたりしたカットは興味深かったです。また、桃子の「まだ(オーディションが)終わってないの～」と言った後、すかさず他のメンバーの「まだ終わってなかったぁ」という対照的な反応を続けて入れていたことも面白かったです。
余談ですが、翼の声質、演技がニジガクのかすみんみたいでした。
第3話「きらめく世界!私たちのシアター!」
みんながシアターの完成を待ちきれないことと、百合子の先輩としての見栄と実力とのギャップが今回のテーマでした。夜景の輝きと観客の輝きを重ねて景色の美しさを説いたのは新たな着眼点のように思いました。それにしても未来も静香も翼も体が柔らかくて百合子だけでなく視聴者も驚きです。体育でダンスをやる時代になったのですね。
その他、まつりのコネ、顔の広さに驚きです。また、茜のステッカーは可愛いかったですね。
第4話「原っぱライブ はじめます!?」
『ラブライブ!』シリーズとは異なり、プロデューサーがいる中で、プロデューサーとアイドルの関係が描かれた、重要な回だったと思います。しかし、決して役割分担を強調するような流れになっておらず、主役としてのアイドルの姿が示されていました。前半は、ロコの「ロードマップが見つからない」という発言*1に見られるように、具体的なプランがないまま、ライブ開催という話だけが先行している様子でした。何でもありのライブという噂が尾ひれを付いて広がり、お祭りみたい、屋台、大サーカスなどなど、収拾のつかない状況になりました。無論、楽曲、ステージ、衣装、告知などは未定のままです。これらは後半において、子役からキャリアのある桃子が「アイドルのすることなのか」と言っているように、プロデューサーがしっかりと計画を練った上で進めるものなのでしょう。
しかし、プロデューサーはそこをしっかり説明しなかった自らの非には触れつつ、アイドルである未来の気持ちを大事にしていました。このような主体性を後押しする構成に心を打たれるとともに作品の本質的な面白さを感じられました。
「(前略)聞かせてくれないか、どうして未来がこのライブをやりたいと思ったのか。とて大切なことだと思うから」
「(略)すごくキラキラしてて素敵な景色を私も早く見てみたくなっちゃって。(略)
でも、それよりも思ったんです。早くステージに立ちたいって思ってるのがみんなも一緒なんだって。そう思ったら何だか嬉しくなっちゃって。(略)
みんな思ってることは違うけど一緒なんだって。(略)」
「(略)オレは一人で走ってるんじゃないって。(略)」
気持ちをしっかり伝え合うことも素敵です。みんなで目標へ向けて活動するという本作のテーマを確認できるやり取りでした。また、こっそりマイクのスイッチを入れて、これらの会話をみんながいる*2ホール全体に聞こえるようにした翼の計らいも中々のものでした。
本筋以外では、茜の動きが激しくて印象に残りました。
まとめ
アイドルマスター初心者でも難なく入れました。あとはお気に入りのキャラクターが見つかれば、より楽しめるでしょうね。関連記事
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