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アニメ「リンカイ!」 各話コメントⅢ(9話~12話)

2024年4-6月期アニメ「リンカイ!」の9話~12話のコメントです。

第9話「わかりません!」

今回は1着にこだわり、目指すストーリー。すでに10勝している平塚のことが話題に上がるように、勝つことがテーマです。

遠慮しているから1位が取れないというのはよくある話ですが、那古屋が1人で自分自身と向き合い、答えを見つけるようにしたことが良かったです。悔しい気持ちに集約されましたが、そこまでの過程に自分の走ったレース映像を見て足の使い方や一瞬の集中力への分析をする姿があったのでより受け入れられました。

「(1位になるための)具体策はありません」は結果ありきのストーリー展開になっていない台詞*1で、それも面白いなと感じました。しかもそれは競輪だからと述べていて、競輪に"絶対"はないのだなと思わされます。

那古屋の父

「競輪は車券を買いお前にお金を預けてくれる人の夢を叶えるものだ」

前回に続いて賭け事としての競輪について言及していることも良いところです。そこをオブラートにしないことが話の臨場感を出すことを後押ししています。

最後の転倒!! どうなるのでしょうか。


第10話「代謝

転倒は広島のことで、取りあえず来シーズン以降ということになったそうです。ルーキーファイナルに絡んでいたので描写があったのかなと思いました。

本題ですが上位の話から一転、今度は足きりギリギリの人の話でした。代謝ってそういう意味なんですね。平均競走得点が下から3番目までだと引退になってしまう制度だそうです。平均競走得点ゆえにあえて終盤の試合には出ないでリスクを冒さず、現状の得点を維持という戦略もあるのだなと、また一つ知りました。

高松はくまちゃんを思い出して、観音寺の無理する姿に複雑な気持ちでしたね。くまちゃんのエピソードもきちんとつながってくるのですね。


第11話「競輪場」

ルーキーファイナル直前の準備やその気持ちを描いていました。

競輪選手は宣伝担当という視点もなるほどと思いました。所謂プロスポーツの広告塔的役割でしょうか。泉の目覚ましい活躍*2に良く思う人とそうでない人がいるというも現実的です。

そのは相変わらずスポ根っぽいです。


第12話「もがけ、未来へ!」

最近はアニメでもネットの声に左右される話題が多くなってきましたね。選手のメンタルの維持もより大変です。

泉は競輪場で育っていく選手で、応援してくれる人がいるからこそ強くなれるし、走れる。実戦や観客あってこその泉というのが成長物語として上手くハマったように思います。

「車券に絡んでアンチを蹴散らせ」という久留米ですが、存在を忘れかけていたので、ここで先輩としての格好良さが出ていました。

ルーキーファイナルについては前橋が3位は予想外でした。平塚は良いライバルですね。


まとめ

終盤は選手として順位に関わる話や世間に知られることの長短など、"プロ"としての側面が面白く描かれていました。是非続きが見たいです。

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*1:多くのアニメなら何らかの意思表明をするはず

*2:雑誌の表紙やテレビインタビューで露出が増えるほどにまでなること