2023年1-3月期アニメ「お兄ちゃんはおしまい!」の9話~12話のコメントです。
第9話「まひろと年末年始」
前半がクリスマスで、後半にお正月をやるという王道の構成でした。もみじの和服が格好良いですね。私はある程度想定していたとは言え、みはりのサプライズでのクリスマスプレゼントはやはり感動を誘います。ここからもみはりのお兄ちゃん(※今は妹)思いがよく見えます。
他には、アイキャッチで4マスに「お」「に」「ま」「い」とした後の重箱へと繋がるカットが面白かったです。
第10話「まひろとおっぱいとアイデンティティ」
新学期からバレンタインと、時間の経過が早かったですね。「みはり塾」が「かえで塾」になっていましたね。
取り上げたいところとしては、みよに対して
まひろ
と言った場面で、まひろの視野の広さ(無論、自身の趣味のせいもあるものの、中身が実年齢以上であること)を感じさせられました。「趣味なんて人それぞれなんだしさぁ、好きなものを隠すことないよ。もっと自信、持ちなっ!」
「わたてん」など、実在する作品が多く出ていて(EDでも記載があって)、そこも面白かったです。
第11話「まひろと女子のたしなみ」
誕生日とリップ、まひろが注目を浴びる話が多めでした。やはり学校でリップはダメでしたね。学校でのもみじはまひろのマネージャーみたいでした。第12話「まひろのおしまいとこれから」
部屋の名前が「百合の間」だったり、ハートとスペードの切り抜きなど雰囲気のある旅館でした。お風呂では逆に1人だけ離れていると怪しまれてしまいそうです。本筋としては次の台詞のようにまひろが決断をしたことです。
まひろ
自分の姿ではなく、今の関係性を選んだのは一つ大きな変化ですね。「そうか、元に戻ったらこう言うのもおしまいか」
インストゥルメンタルのEDも感傷的になりました。
まとめ
まひろの他人思いな姿が見え、他人に寄り添ったり、励ましたりする台詞は心を揺さぶる物がありました。それはまひろの他人と接する中での成長もありますが、やはり元々の実年齢(※いくつなのかは分かりません)にもあるのでしょう。他方でそれが本作の特徴の一つではあるものの、まひろと他のキャラとの目線(価値観)が実際に同じ世代のキャラ同士のそれとは違っていて、そこが所謂「日常系」の感覚やテンポにならなかった要因でしょうか。ちょっと私としては何か物足りなさを抱えたまま終わってしまったところもあるのですよね。関連記事
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