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アニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」 各話コメントⅠ(1話~5話)

2023年10-12月期アニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」の1話~5話のコメントです。

第1話「タイムリープしちゃったぁ~!?」

この作品の雰囲気が何となく掴めて、それが私に合いそうでこれからも楽しみになりました。

可愛いだけじゃない、様々な感情や力強さがゲームの女の子の魅力と語られていました。とは言え、私にとっては可愛さは重要です。コノハは見た目も可愛いですが、声も、古賀葵さんの声も可愛い。

中古ソフト屋のおばあちゃんは優しいですね。コノハの熱弁も受け止めるし、相談には乗るし、さらに閉店の際には一部のソフトをプレゼントするし。

ところで、最近90年代に回帰するアニメがそこそこあるみたいで、私がその手の作品を見るのは意外とないですが、それなりに流行る背景には現在の閉塞感があるのですかね。3%の消費税*1とかね。

実在のゲームソフトもたくさん出ていました。

最後の出会いはベタで、美少女ゲームを作りたい人と作りたくない人という正反対の出会いと意味深な流れ星でした。


第2話「いっしょに美少女ゲームを作ろ!」

守との最悪(ってほどでもないが)の出会いから始まり、最後は少し理解を示すという流れでした。守にとっては気弱で変な喋り方をするコノハだそうです。でも美少女ゲームへの熱い思いは伝わって良かったですね。コノハは熱くなりやすいタイプに見えました。また、コノハが19歳で髪を染めているという設定が分かりました。

スマホタブレットもその物だけでなく、環境が整っているから使えるという、言われてみれば当たり前の話ですが、今の物って見えないところの技術があってこそだと改めて気付かされました。

ちなみに、16色(背景色を除くと15色)でグラデーションを表現するのに交互に色を塗って中間色っぽく見せる技法にはなるほど、と思いました。

最後は倒れて頭を打った衝撃で元に戻るなんて。ただ、行ったり来たりで時間軸が安定しないのは好きじゃないです。どうなるでしょうか。


第3話「もう一度みんなに会いたくて!」

個人的には90年代に戻ってくれて良かったです。と言っても96年7月で3年以上経っていて、大きな変化があって当然だよなとは思いました。もしかしたら、ゲームソフトの箱を開けて、一瞬で移動するあたり、あまりタイムリープに重きを置いていないのかもしれないですね。今回の話題に上がったようにWindows95の導入前後の話をやりたいために一度現在に戻ったのかもしれません。守が言うところの「PCを知らないやつらがPCを買う時代」になったことが3話のテーマの一つでしょう。

「いいか、プログラムってのは機械いじりなんだ。機会との対話なんだよ。(後略)」

コノハの元気さも後押ししますが、思いと思いがぶつかることはクリエーターにとって大切なことだと思います。

「おかわリープ」という表現は可愛らしいですね。他にはコノハと女の子で美少女ゲームの店舗に入るドキドキ感が面白かったです。


第4話「いいんだよ!」

守はコノハのタブレットを見て、いずれ98が主流ではなくなることを理解するという現実を受け入れることで、プログラマーとして復帰しようとしていました。それに対して、コノハは「嫌な未来は変えよう」と自分の思いを大事にすべきという前向きな解決方法を考えていて、この2人の対照性が良い塩梅になっています。コノハの元気の良さはこの作品の核になっています。そして可愛さもです。

今回のコノハの可愛らしさとしては、守に言われた「過去を変えるな」という言いつけを素直に守っていることと「お姉さま」と呼ばれて喜ぶ姿、寝顔や起きた直後の顔でしょうか。

まとめサイト、テレホンカード、タペストリー、デジタル資料集などなど、当時はなかった単語がズラズラと出てきました。そこらへんのギャップは小ネタとして入れる感じでしょうかね。

オチに関してはまた現在に戻るのかとは思いましたが、次回のサブタイトルからすると、戻れそうですかね。推測ですが、今度戻ったときも数年後に戻るのかもしれません。90年代で落ち着いて欲しいです。


第5話「2度あったことは3度ある!」

タイムリープのからくりが明かされて、第1話でおばあちゃんからもらったソフトを開けると、そのソフトの発売日に飛び、そのソフトは1度きりという設定でした。ただ、現代に戻る仕組みは不明で、後半で転んで頭を打っても戻らなかったですからね。

今度は99年6月に飛びましたが、話や規模が飛躍していて、ちょっと求めている雰囲気から離れてしまった感じがしました。ソフトの収益でオフィスの拡大があったり、社員も増えたり、そして外部のプロデューサーが出てきたりです。プロデューサーについては裏がありそうで、次回以降注目です。

それに歴史を変えることへの恐れから、コノハの主体性がなくなってしまって残念です。コノハは元気さが売りなのに。もっとコノハがゲーム作りに関わって欲しいです。

作中でも会社の拡大によって、美少女ゲームの進化について行けず、社長(守の父親)の居場所がなくなってしまったことが言われていました。そういう立場に置かれる人もいて、現実感が出ています。

時代のギャップネタではVTuberでしょうか。それは通じないですよ。


まとめ

全く先が読めないです。とりあえず、美少女ゲームの歴史をなぞりながら、制作環境の変遷を物語のネタにしている序盤でした。5話の展開には少しショックでしたが、コノハの可愛さは変わらないので、そこを活かしつつ、コノハが積極的に舞台に関わってくれればいいのかなぁと思います。

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