2022年7-9月期アニメ「てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!」の10話、2話、11話、12話のコメントです。
第10話「ピニャータの章」
すごく面白かったです。誕生日プレゼントをもらうためにあれこれとしているのを終始笑って見ていました(と言っても大げさでないくらいでした)。特に免許証のくだりとそこであくだれ王国のメンバーがやたらと先生の顔に拘るところです。さらに漫才の最後でも先生の誕生日を挙げていました。
この話の良いところは、よくある誕生日のキャラが1人だけで一人相撲のような形にせず、同じ誕生日の二人が先に誕生日を知ってもらうために競い合う構図になっていることですね。
また、タイミング良く、劇中のニュースで『風船ハラスメント*1』や『妖怪ツノドーナツ』の話題が流れてテンポの良い展開にしていました。そして、あくだれ王国の結成記念日に繋がるオチも秀逸でした。
あと、個人的には、かなのしたたかな感じがニジガクのかすみんやワッチャプリマジのみるきみたい*2でそれも面白かったです。
最後に盛大な誕生会が開かれましたが、みんなは誕生日を知っていて、所謂、サプライズだったのでしょうか? そこは明快に示されてはいないので想像ということなのでしょうけど。
第2話「キャトルの章」
冒頭の漫才はあくだれ王国でなく、ヤングワイワイでした。自分の見立てはいい加減なものでした。正直見送るほどの内容とは思えなかったです。無論、冒頭の絵馬だけを取り上げればセンシティブではありますが、本編を最後まで見れば炎上するような内容でもないでしょう。もっとも、見送るほどの内容でなかったから、お蔵入りにならずに後日の放送ができたのかもしれませんが。
内容についてですが、本来2話の放送だったこともあって、各キャラ(グループ)を満遍なく出し、それぞれの個性を自然に見せていました。例えば、あくだれ王国の茨城愛、特にひなが茨城をバカにしたことに対して怒ることやセレブリ茶(セレブリティ)のセレブぶりと対称的なまこの貧乏性、ちほりの宇宙人疑惑などです。誤解が連鎖的に招いて出来事を繋いでいくことも2話以降の本作の流れを見せていたと言えます。また、時刻と4分割のカットの演出は面白かったです。
第11話「ラスボス降臨の章」
今回は筋のないメチャクチャな展開なように思えましたが、"格言"が一貫したキーワードでした。タカコ荘から出すためにあの手この手を使うわけですが、中でもVRという手段は抜け出ていましたね。見えれば、踏み留まることもできますが、見えないことにはどうしようもないですからね。面白いところとしては、世界一のアイドルを目指すかなですね。
ヤングワイワイ予選敗退という結果は想定外でした。どのように最終回へ繋げるのか楽しみです。
第12話「笑いの章」
5組のどれが勝ったかは見せないので、ヤングワイワイの本選出場への復活戦で幕を閉じたということですね。今までの漫才のネタを見せられた展開と異なり、ヤングワイワイの活動そのものを見せていましたが、漫才のネタを見る形式に慣れてしまったので、少し物足りないところもありました。「古い人間が可能性を縛るべきじゃない。面白ければそれでいいのでは」
まとめ
最終回は続編の可能性も残してか、当たり障りのない感じでしたが、概ねギャグで突っ走った作品でした。キャラクターも15人いながらそれぞれ個性を出していました。キャラとネタが揃えばどうにかなりますね。関連記事
アニメ「てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!」 各話コメントⅠ(1話~5話) - アニメ模様
アニメ「てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!」 各話コメントⅡ(6話~9話) - アニメ模様