2023年4-6月期アニメ「私の百合はお仕事です!」の5話~8話のコメントです。
第5話「もしやり直せるのでしたら」
陽芽にとって、4話で描かれた小学生の時の出来事は矢野が裏切ったという、一方的な印象でしたが、矢野にとっては仲直りもしたいと考えていてそう単純な出来事ではないようです。一つ気になったことがあります。閉店後に2人が言い争いつつ、今まで言えなかったことをぶつけていましたが、その際に客が忘れ物を取りに来ます。そこで矢野が陽芽に隠れているように言うのは何か腑に落ちないんですよね。同じ店員なのでいてもおかしくないですし、むしろ突然隠れる方が騒がしそうです。
第6話「嘘は必要ないのですか?」
小学生の時と同様に陽芽が矢野にやらされていると誤解される構図になる中で、今回はきちんとお互いの真意が伝わり解決して良かったです。矢野は陽芽と対照的でみんなから煙たがられても自分の考えで動くタイプですかね。陽芽
と中々お互いすれ違ったままでしたが、「矢野は結局、私のこと嫌いだから、そうやって信じてくれないんだろっ!」
陽芽
と、この時は陽芽がサロンで「シュヴェスターをしたくてしている」と言っていて、ソトヅラを作っている普段とは異なり、今回のことの本気度が伝わってきます。「好きだから嘘をつくんだってこと、今度は分かってください」
美月
この矢野らしい台詞で返すのがまた印象に残ります。「(前略)なんで私が人にどう思われてるかなんかで決めるのよ。(中略)私とあなたが続けたいと思ってるんならやめる必要なんてないじゃない」
本筋からは離れますが、この台詞は現代の周囲の目を気にする雰囲気に対しても投げかけられると感じます。
細かいところですと、純加が励ますために陽芽のお尻を叩いた時の果乃子の膨れた顔が良かったです。
第7話「ギャルといいますのね?」
陽芽と美月の関係が一段落して、投票が一つの焦点に。私も陽芽と同じく、また新たな設定が増えたなとは思いました。ブルーメとかで、生徒が450人という大規模な設定も驚くところでした。果乃子の想いの強さは相当なものかもしれません。写真を撮ったり髪の毛を合わせたり、「百合」ですね。
第8話「どなたに投票いたしましょう?」
果乃子の想いがさらに溢れて、独占欲も見えました。果乃子
「陽芽ちゃんの友達は私だけです」
純加の言う通り、職場に恋愛は持ち込んで欲しくないですよね。
投票に関しては生徒名義の店員の票数(1人90票)でひっくり返せるのは何とも言い難いですね。お客さん票が茶番のように思えます。
展開としては次回が楽しみですね。エンドカードがニジガクのデザインワークス担当のめばちさんでした。