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アニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(第2期)」 各話コメントⅡ(6話~9話)

2022年4-6月期アニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(第2期)」の6話~9話のコメントです。

※所々、「ニジガク(2期)」と略すことがあります。

第6話「"大好き"の選択を」

「誰かが落ちちゃうなんて嫌だよ」

みんなをすくいとるのがニジガクのテーマで、良いところです。

選択両立かがテーマでした。

せつ菜は生徒会長とアイドルとを両立させていましたが、キャパの関係で文化祭や参加アイドルグループにおいて選択を迫られるわけです。

そして、せつ菜が出した結果は融合でした*1。それは今まで「両立」こそしていても表裏で同時に存在し得なかった両者を混ぜることで、新たな局面へと向かったことです。

自身の状況と直面している課題とを上手にマッチさせた内容の濃いストーリーでした。

ところで新しい学校の人はサンシャイン!!の善子ですか!?


第7話「夢の記憶」

成功か失敗かだけではないのに、結果にがっかりし、何か自分なりに納得し、決着させ、片付けてしまうことはあるわけですが、栞子はそうだったように思います。

栞子

「私は自分の適正を最大限発揮できる生き方をしたいと考えています。(後略)」

栞子

「身の丈の合わないことに入れ込むより、向いていることだけに全力を尽くす。(後略)」

合理的(と思われる)に考えることは無味乾燥としています。

また、栞子は今まで一人ぼっちなところもあって、自分の中で結論付け仕舞い込んでいた思いをみんなが引っ張り出したという話の持って行き方でした。

良くも悪くも「記憶」は作られるわけです。

本作品は第4話もそうですが、アイドル活動による負の側面も(と言うと強い表現ですが、)取り入れて、多様な考え方を反映しているところも好印象です。


第8話「虹が始まる場所(TOKIMEKI Runners)」

ニジガクの(企画やコンセプトそのものの)第一歩目を描いていました。そして、2期1話のランジュが侑に投げかけた問いへの答えがニジガクの原点回帰的な形で示されました。

侑は一応ゲームでは(私はプレイしていませんが)、プレイヤーの分身という位置付けで、その目線でアイドルを応援し、裏方から支え、ライブの成功へ導く感動的な話でした。


今回は台詞の引用が多めです。

ラブライブ!Snow halationでμ'sの原点を示し、ニジガクはTOKIMEKI Runnersが始まりだったわけです。


第9話「The Sky I Can’t Reach」

やけに勝ち負けに拘っている感じがしましたが、やっぱりそうだったんですね。居場所という現代的なテーマでした。

ランジュ

「仲良くなりたいと思うのに、どうしても上手くいかない。(中略)だったら、もう一人でいようって。(後略)」

ただ、別に一人のままという答えも残して欲しかったような。もっとも自主的に一人でいるのではなく、皆といたいのに居られないランジュを迎え入れるは自然ではありますが。

「もちろん。ようこそ、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会へ!」

ニジガクの新たな一歩を印象付ける終わり方です。

ミアの曲は洋楽っぽいですね。歌詞を表示したのは良かったです。


まとめ

ニジガクの生い立ちと新たな始まりが示された中盤4話。果たして終盤はどこへ向かうのでしょうか。全く読めない展開に期待が膨らみます。第8話は台詞の引用ばかりになってしまいました。

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*1:上手く表現できずに、申し訳ありませんが、それまでの「両立」ではないというニュアンスです